習志野近隣にお住いの方へ。予防薬 狂犬病予防接種について 

2018/12/05

狂犬病についての知識を整理してみましたので是非参考にして下さい!

○狂犬病

・狂犬病(Rabies virus)ってなぁ~に?

人を始めとする哺乳類全般に感染し、ワクチン未接種後に感染・発症した場合の致死率はほぼ100%で、現在確立した有効な治療法が無い、最も致死率の高い病気です。

日本では1956年以来の発症はありませんが、アジア・南米・アフリカ等の世界中で流行しており、約5万人以上が死亡している恐ろしい病気です。

また、感染症法第6条5項5号に基づき四類感染症に指定されており、犬等の狂犬病については、狂犬病予防法第2条の適用を受け、咬傷事故を起こした犬は、狂犬病感染の有無を確認するため、捕獲後2週間の係留観察が義務付けられております。

・日本の狂犬病の現状について…

日本国内では、江戸時代の1732年に長崎県で発生した狂犬病が全国に蔓延した記録が残されております。


明治時代になってからも各地で発生確認され、やがて1897年から公式な記録が残されるようになりました。1923年からの3年間だけで、全国で9千頭以上が感染し、1950年には、狂犬病予防法が施行され、

また、飼い犬の登録とワクチンの接種を義務化し、徹底した野犬の駆除によって1956年以来、犬・人間ともに狂犬病の発生はありません。
しかし、犬による咬傷事故が届出だけで、毎年6千件以上報告されている現状にも拘らず、狂犬病ワクチンの接種率は近年低下しており、厚生労働省の調査によると2007年度の登録頭数は約67万頭、接種率75.6%だが、同年のペットフード工業会の全国調査による犬の飼育頭数は約1252万2千頭であり、これから割り出される未登録犬を含めた予防注射実施率は40%と、流行を防ぐために必要とされるWHOガイドラインの70%を遥かに下回っています。国内で感染する可能性が無くなったわけではないのです。

接種しなかった場合は、狂犬病予防法により、罰金刑などが科される可能性もあります。

・日本の我々に出来る狂犬病への対処ってなぁ~に?

大きく分けると、現在の日本においては、狂犬病予防法によって、予防・感染発生時の対処および蔓延防止の手段などが定められていますが、このうち一般人である私たちにできることは、初制する前の予防、つまり、狂犬病予防法という法律で義務付けられていて、飼い主として登録するならば、接種しなければいけませんね。接種をしていない犬は野犬としてみなされ処分の対象となりますので絶対に接種する必要があります。

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